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Trauma



もう数ヶ月前のことになりますが、走行中に予告もなく突如ボンネットが開いてしまうという普通じゃなかなか出来ない体験をさせてくれた我がMGB。これ、走っている時に間違ってボンネットのオープナーを引っ張ってしまったとかではなくて、車が勝手に極めて自然な感じで開けてしまったんですよね。ホントいつもいつもやってくれます。でもね、マジで涙が溢れてくるほど怖いんですって、走っているときにボンネットが全開になると。

よく電柱などでコスッてしまったなどを自爆事故なんて言うことがありますがこの場合は自虐事故、自分で自らを傷つけるとはなんて自虐的な車なんでしょう。
で、未だにボンネットの合わせはイマイチなものの、一応はフィックスいたしまして現在はボンネットが突如開いてしまうよなこともなく普通に乗れるところまでは回復したのですが、問題なのは運転手の方。乗っていてもフッとあの時の怖さがよみがえってしまってまるで楽しくない。常にあの時のイメージが頭のどこかにある。こういうときって車は修理すれば直りますが人間の方はどうにも修理の方法が分からないんですから人間て実に興味深い生き物でございます。

でね、結局は一番手っ取り早く不安を取り去る方法でもあるボンネットストラップを付けることにしたのですが...
なんだか鼻タレ坊主みたいな車になってしまいました。

ただね、革のベルトでガッチリ止めているんですから不用意にボンネットが開いてしまうこともなくこの安心感は他に例えることができません。実はこれ、レースなどでは当たり前につけているストラップなんですが、ということはMGBのFIAレーサーはひょっとしてみんな鼻タレで頑張っているのか?(下図)

でもなんだか鼻タレでもカッコイイなあ、FIAレーサー。我がMGがある日突然バンパーをはずしだしてもみんな暖かい目でお願いいたしますね。

Posted: Fri - March 16, 2007 at 06:17 PM

       
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